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『聖闘士星矢』っていう壮大な物語の中心に、いつもいるのが女神アテナ。
でも、彼女の現代での姿、城戸沙織って、ぶっちゃけどういうキャラか掴めてますか?
「聖闘士たちが守ってる、か弱いお嬢様でしょ?」
なんてイメージを持っている人も、いるかもしれません。
しかし!
その正体は、原作とアニメで性格が全然違ったり、元ネタのギリシャ神話の女神とは似ても似つかなかったり、そして実はめちゃくちゃ強かったりと、知れば知るほど奥深い存在なんです。
この記事を読めば、あなたが抱いていたアテナのイメージがガラッと変わるはず。
そして、もう一度『聖闘士星矢』を見返したくなること、間違いなしです!
- アテナの基本プロフィールと、ハードモードすぎる誕生秘話
- 原作ファンとアニメファンで印象が違う理由
- 女神としての「ガチ」な強さとチート級の能力
- 聖闘士たちとの、涙なしには見られない絆の物語
『聖闘士星矢』のアテナとは?基本情報を解説

城戸沙織の公式プロフィール

『聖闘士星矢』の世界で、現代の女神アテナとして登場するのが、城戸沙織(きど さおり)という13歳の少女です。
しかも、日本の超巨大財閥「グラード財団」のトップも務めているという、とんでもないハイスペックぶり。
彼女の公式プロフィールはこんな感じです。
項目 | 内容 |
誕生日 | 9月1日 |
年齢 | 13歳 |
身長 | 155cm |
体重 | 44kg |
血液型 | A型 |
出身地 | ギリシア・聖域 |
13歳で大財閥の総帥って、冷静に考えるとスペックが高すぎますよね(笑)。
ただ、この設定はあくまで原作と1986年の初代アニメがベースになっています。
例えば、CG映画『LEGEND of SANCTUARY』では16歳に設定が変わっていたり。
作品ごとにアテナ像がリミックスされているのも、このシリーズの面白いところなんです。
女神アテナ誕生の経緯と秘密

城戸沙織がグラード財団のお嬢様として育った裏には、マジで壮絶な物語が隠されています。
物語が始まる13年前。
アテナは、聖域(サンクチュアリ)のアテナ神殿に赤ん坊として降臨しました。
しかし!
教皇の座を乗っ取った双子座(ジェミニ)のサガが、その命を狙っていきなり短刀で襲いかかってきたんです。
いきなりハードモードすぎません?
この絶体絶命のピンチを救ったのが、射手座(サジタリアス)の黄金聖闘士アイオロス。
彼はアテナを抱いて聖域から脱出しますが、追手との戦いで致命傷を負ってしまいます。
そして、瀕死の状態でギリシアを旅行中だった日本の実業家・城戸光政と出会い、彼に赤ん坊のアテナと射手座の黄金聖衣を託しました。
アイオロスは「16年後に真の聖闘士たちがこの少女を守る」と予言し、息絶えます。
このアイオロスの漢気(おとこぎ)、マジで胸が熱くなりますよね…。
日本に帰った光政は、アテナを自分の孫「城戸沙織」として育てます。
同時に、来るべき聖戦に備えて、自分の子供たち100人を世界中の修行地に送り込みました。
彼らこそが、星矢たち青銅聖闘士なんです。
この誕生秘話、派生作品の『EPISODE ZERO』なんかを読むと、アイオロスの逃亡劇がもっと詳しく描かれていて、聖域内のドロドロした権力争いもわかって面白いですよ。
アイオロスの逃亡劇をもっと深掘りなら『Final Edition 1』がベスト。
EPISODE.0入りなので、沙織=アテナ誕生の瞬間を公式ルートで追体験できますよ!

原作とアニメで異なる人物像

出典:Kurumada Pro公式サイト

出典:東映アニメーション公式サイト
ここ、すごく大事なポイントです。
『聖闘士星矢』のアテナ=城戸沙織は、原作マンガとテレビアニメでキャラが全然違うんです。
「原作派」と「アニメ派」で、アテナの印象が真っ二つに分かれる原因は、まさにコレですね。
まず見た目で言うと、髪の色。
白黒の原作では普通の髪色でしたが、アニメ化でキャラクター性を際立たせるために、鮮やかなライラック(薄紫色)に変更されました。
この色がまた、神秘的でイイんですよね。
そして最大の違いが、性格と女神への覚醒タイミング。
● 原作マンガの沙織
最初から自分がアテナだと知っていて、「聖闘士は私の兵士よ」くらいの勢いで、女神としての威厳をガンガンに出してきます。
冷静で、ちょっと人間離れしたカリスマリーダーって感じです。
● テレビアニメの沙織
視聴者の子供たちが感情移入しやすいように、設定が変更されました。
物語の最初は自分がアテナだと知らず、ただのワガママなお嬢様として描かれます。
そこから数々の戦いを経て、ようやく女神として覚醒していくんです。
このおかげで、アニメの沙織は、弱さや悩みを抱えながら仲間と成長していく、等身大のヒロインとしての魅力が生まれました。
あなたが最初に触れたのが原作かアニメかで、沙織への第一印象はまったく違うものになるでしょう。
歴代担当声優とメディアごとの違い

出典:東映アニメーション公式サイト
城戸沙織というキャラクターは、演じる声優さんによってもガラッと印象が変わります。
長い歴史の中で、何人もの名優がアテナに命を吹き込んできました。
担当声優 | 主な担当作品 | キャラクター像の特徴 |
潘 恵子 | ・1986年TVアニメシリーズ ・劇場版4作品 | まさに「初代アテナ」の声。気高いお嬢様から慈愛に満ちた女神までを見事に演じ分け、多くのファンの心に刻まれています。 |
折笠 富美子 | ・OVA『冥王ハーデス十二宮編』以降 ・CGアニメ『Knights of the Zodiac』 | 潘さんからバトンタッチし、少女の繊細さや内面の葛藤をより細やかに表現。芯の強さの中に儚さを感じる演技が最高です。 |
マディソン・アイズマン | ・実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』 | ハリウッド実写版のアテナ(シエナ)。自分の強すぎる力に戸惑う、等身大のティーンエイジャーとしてリミックスされました。 |
やっぱり、多くのファンにとって「アテナの声」といえば、初代の潘恵子さんですよね。
あの声で「星矢!」と呼ばれると、奮い立たないわけがありません。
2000年代以降のOVAからは折笠富美子さんに交代。
折笠さんのアテナは、女神の宿命を背負う少女の心の揺れが、より現代的な解釈で表現されていて、これまたグッときます。
さらに面白いのが、海外展開。
Netflixのアニメや実写映画では、設定がリブートされて、名前が「シエナ」に変わっていたり。
アテナという神話の器を使って、時代ごとに新しい物語が作られているのがわかりますね。
“令和版アテナ”を決定版で残すなら、このBlu‑ray。
CGとはいえ聖衣の光沢が桁違い!
ベッドサイドの大画面で小宇宙を解き放ちましょう。
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ギリシア神話の女神との比較

『聖闘士星矢』のアテナはもちろんギリシャ神話の女神が元ネタですが、そのキャラ設定は大きく「リミックス」されています。
この違いを知ると、原作者の車田正美先生が、どれだけ独創的な女神像を作り上げたかがわかって、作品がもっと面白くなりますよ!
神話の世界のアテナは、知恵と戦いを司る処女神。
フクロウを聖なる鳥とし、都市を守る一方、敵にはマジで容赦しない、厳格で誇り高い「戦神」なんです。
自ら武装して戦の先頭に立つ、超武闘派なイメージ。
これに対して、『聖闘士星矢』のアテナは、「平和と慈愛の守護女神」として描かれています。
地上を愛し、血が流れることを何よりも嫌う。
約250年ごと人間の赤ん坊として転生し、人々と共に成長しながら地上を守る、という設定は、完全に原作オリジナル。
神話の女神とは別人レベルですよね。
象徴的なアイテムも、意味合いがアレンジされています。
神話のアテナが持つ「アイギスの盾」は、見た者を石にする怪物メドゥーサの首がついた、ヤバい攻撃兵器。
しかし、『聖闘士星矢』では邪悪をはらう聖なる光を放つ「最強の防具」へと変更され、慈愛の象徴になりました。
神話の荒々しさを、少年マンガのヒロインにふさわしい「聖」のイメージへと見事にリミックスしている。
このアレンジ、天才的だと思いませんか?
『聖闘士星矢』のアテナの強さと物語での役割

地上最強を誇るアテナの神衣

出典:電撃オンライン
アテナがまとう聖衣は、ただの聖衣じゃありません。
青銅・白銀・黄金といった階級をはるかに超える、神様だけが着ることを許された「神衣(カムイ)」です。
● 神衣のデザインと象徴
白と金をベースにした、神々しさMAXのデザイン。
ギリシャ神話のアテナ像がモチーフで、胸には知恵の象徴フクロウが、背中には巨大な翼がついています。
左手にあらゆる邪悪をはらう「アイギスの盾」、右手には勝利の女神ニケをかたどった「ニケの杖」を持つのが基本スタイル。
戦いの女神でありながら、平和と勝利をもたらす存在だということが、この姿から伝わってきます。
● 圧倒的な防御力と特殊機能
この神衣、最大の特徴はそのヤバすぎる防御力。
冥王ハーデスが振るう「神さえ殺す剣」で斬られても傷ひとつ付かないという、まさにチート級の性能を誇ります。
地上最強の防具と言って、まったく問題ないでしょう。
普段はアテナの小宇宙(コスモ)で小さな女神像のオブジェになっていますが、アテナのピンチには一瞬で装着完了。
背中の翼も飾りじゃなくて、亜光速で飛んだり、異次元に行ったりもできるスグレモノです。
神格級コスモが持つ多彩な能力

アテナの強さの源、それは彼女の小宇宙(コスモ)にあります。
人間がたどり着ける究極の領域「セブンセンシズ」をはるかに超え、神の領域である「エイトセンシズ」、さらにはその上の「ナインセンシズ」まで操るという、もはや規格外の存在。
この神格級コスモが起こす奇跡は、戦闘だけにとどまりません。
● 防御・支援系の能力
アテナの能力は、まず「守り」で真価を発揮します。
- アテナバリア: 聖域全体を覆うほどの超広範囲結界。ハーデス軍の侵攻をガチで長時間止め続けました。
- 治癒能力: 味方の致命傷すら癒す回復魔法。瀕死の聖闘士を何度も戦場に復帰させています。
- アテナの血: これが一番ヤバい。彼女の血には聖衣を進化させる特殊な力が宿っていて、青銅聖衣や黄金聖衣を、究極形態である「神聖衣(ゴッドクロス)」へと覚醒させる奇跡を起こします。まさに最強の強化アイテム!
● 攻撃・封印系の能力
平和を愛するアテナですが、やるときはやる女です。
- ニケの杖: 右手の杖は、ただの飾りじゃありません。勝利の女神ニケそのものが宿っていて、神の肉体すら貫く「対神特効」の能力を持っています。ハーデスとの最終決戦では、これが決め手になりました。
- アテナの封印: 海皇ポセイドンや冥王ハーデスといったヤバい神々を、数百年単位で封じ込める超強力な封印術。
こんな感じで、アテナの小宇宙は攻撃、防御、支援、封印と、戦いに必要なスキルを全部持っている、最強のオールラウンダーなんです。
青銅聖闘士たちとの揺るぎない絆

出典:東映アニメーション

出典:東映アニメーション
アテナと、星矢たち5人の青銅聖闘士との関係。
これはもう、単なる「主君と兵士」なんて言葉じゃ語れません。
この主従を超えた「仲間」であり「家族」のような深い絆こそが、『聖闘士星矢』という物語の魂なんです。
物語の序盤、沙織は彼らを自分の目的のための駒のように扱っていましたが、数々の死闘を一緒に乗り越える中で、かけがえのない存在だと気づいていきます。
一方、星矢たちも最初は反発しながらも、彼女の本当の優しさや、地上を守る強い意志に触れて、「命に代えてもアテナを守る」と誓うようになるんです。
この絆がハッキリと形になったのが「聖域十二宮編」。
黄金の矢に胸を射抜かれ、命の危機に瀕したアテナを救うため、星矢たちはボロボロになりながら格上の黄金聖闘士に挑んでいきます。
このシーンは、マジで涙なしには見られません…。
アテナを信じ、アテナに信じられる。
この「信じる力」が彼らの小宇宙を爆発させ、何度も奇跡を起こしてきたんですね。
黄金聖闘士たちの忠誠と関係性

出典:東映アニメーション

出典:東映アニメーション
聖域を守る最強の12人、黄金聖闘士(ゴールドセイント)とアテナの関係も、この物語の超重要な軸です。
彼らは本来、誰よりもアテナに忠誠を誓うはずの、エリート中のエリート部隊。
しかし物語の最初は、教皇に化けたサガに騙されて、多くがアテナを敵だと思い込んでいました。
十二宮での戦いは、星矢たちが「俺たちの信じるアテナこそが本物だ!」と証明し、黄金聖闘士たちの忠誠心を取り戻すための戦いでもあったわけです。
星矢たちの覚悟とアテナの小宇宙に触れた黄金聖闘士たちが、次々と間違いに気づいて味方になっていく展開は、王道だけど最高にアツい!
特に象徴的なのが、元凶である双子座のサガ。
彼は自分の罪を認め、アテナの前で自ら命を絶つことで罪を償いました。
大罪を犯した者でさえも、アテナの慈愛は救いを与えるという、非常に深いシーンです。
この忠誠心は、冥王ハーデス編で頂点に達します。
冥界にある「嘆きの壁」を破壊するため、集結した12人の黄金聖闘士は、自らの命を燃やして究極の破壊エネルギーを生み出し、星矢たちの道を拓きました。
死してなお、魂はアテナと共にあり続ける。
この自己犠牲の精神こそ、彼らの絶対的な忠誠の証なんです。
物語で描かれた名場面と活躍

出典:東映アニメーション 公式エピソードページ
アテナ=城戸沙織は、物語の中で数えきれないほどの感動的な名場面を生み出してきました。
彼女は決して守られているだけのヒロインじゃなく、自らの意志と行動で戦局をひっくり返す、最高のリーダーなんです。
● 黄金の矢と十二宮の死闘
まずコレ。
胸に矢が刺さり、余命12時間という絶望的な状況。
しかし彼女は、「私がおとりになるから、星矢たちは教皇を倒しなさい!」と、この状況を逆利用します。
激痛に耐えながらテレパシーで仲間を励まし続ける姿は、彼女が指導者として覚醒した瞬間でした。
● メインブレドウィナの人柱
海皇ポセイドン編では、地上を沈める大洪水を止めるため、自ら海底神殿の中心部で人柱になります。
世界中の雨水を一身に受け止めるという壮絶な自己犠牲。
このおかげで、星矢たちはポセイドン軍と戦う時間を稼げたんです。
あの悲壮な姿は、読者に大きな衝撃を与えました。
● 冥王ハーデスへの一撃
そして最終章のハーデス編。
ついにアテナは、守られる存在から自ら戦う存在へと進化を遂げます。
神衣をまとってハーデス本体と直接対決し、ニケの杖を突き立てて、長すぎた聖戦に終止符を打つ!
女神が自らの手で勝利を掴んだこの瞬間は、物語の最高のクライマックスとして、今も語り継がれています。
まとめ:多様な魅力を持つ『聖闘士星矢』のアテナ
ここまで、『聖闘士星矢』の女神アテナ=城戸沙織の魅力を、いろんな角度から掘り下げてきました。
彼女は決して、一言で「か弱いヒロイン」と片付けられる存在じゃないことが、わかっていただけたかと思います。
最後に、この記事のポイントを「30秒でわかるアテナまとめ」として振り返ってみましょう!
● 30秒でわかるアテナのまとめ
- 現代のアテナは城戸沙織という13歳の少女として転生した。
- 誕生直後に命を狙われるなど、壮絶な過去を持つ。
- 原作では威厳ある女神、アニメでは成長する少女として描かれる違いがある。
- 元ネタのギリシャ神話の女神は、実は超武闘派な「戦神」。
- アテナがまとう「神衣」は、神さえ殺す剣も防ぐ地上最強の防具。
- 「アテナの血」は聖衣を神聖衣に進化させるチート級のアイテム。
- 青銅聖闘士たちとは、主従を超えた家族のような強い絆で結ばれている。
- 十二宮編やポセイドン編では、自らを犠牲にする覚悟で仲間を勝利に導いた。
- ハーデス編の最後には、自らの手でラスボスを倒す最強の戦士へと成長した。
守られるだけの存在から、戦略家、指導者、そして最強の戦士へ。
この成長の物語こそが、僕たちを惹きつけてやまないアテナの最大の魅力なのかもしれません。